ショットブラストとはShotblast

ショットブラストとは

ショットブラストは、投射材と呼ばれる粒体を加工物(ワーク)に高速で衝突させることで ワークに様々な効果を与える加工のことです。
加工物の形状・与える効果に応じて、ショットブラスト機には様々な種類が存在します。

与えることのできる主な効果と用途

クリーニング

    効果用途用途

  1. 熱処理品や鍛造品等の表面スケール除去クランクシャフトシーブ
  2. 鋳造品の鋳物砂落としコネクティングロッドカムシャフト
  3. 溶接後のスパッタ取りギヤ
  4. 油汚れや錆の除去金型
 
クリーニング(酸化スケールの除去)の事例

クランクシャフト

事例1 クランクシャフト Before
Before

事例1 クランクシャフト After
After

ピニオンギヤ

事例2 ピニオンギヤ Before
Before

事例2 ピニオンギヤ After
After

CVT用部品

事例3 CVT用部品 Before
Before

事例3 CVT用部品 After
After

パーキングギヤ

事例4 パーキングギヤ Before
Before

事例4 パーキングギヤ After
After

バリ取り

    効果用途用途

  1. プレス加工後のバリ取りエンジンブロックホイール
  2. 機械加工後のバリ取りミッションケース
  3. ダイカスト品のバリ取りギヤ

粗面化処理

    効果用途用途

  1. 表面積増大による塗装性の向上シャーシ
  2. 表面積増大による放熱性の向上
  3. 表面凹凸による保油性向上
  4. 表面の反射防止

ショットピーニング

    効果用途用途

  1. 圧縮残留応力付与による疲労強度向上ギヤ板ばね
  2. 表面硬化による耐摩耗性向上コネクティングロッド
  3. 耐チッピング性の向上コイルスプリング

ショットブラストの種類と特徴

種類

ハンガー式
ハンガー式

テーブルを分室化し、個々の自転装置にハンガーを吊り下げ回転させながら研掃する。

長所

  • リング状部品、小型クランクシャフト等に最適
  • ワークに打痕疵や噛み込み疵がつかない

短所

  • ワークの反転作業が必要になる場合がある
  • 別途、ワーク吊り下げ治具が必要になる。
タンブリング式
タンブリング式

エンドレスのゴム式、キャタピラ式のエプロンで、ワークを撹拌させながら研掃する。

長所

  • 小物、中物の大量ショットに最適。
  • 投射材のムダ打ちが少なく、ランニングコストに優れる。

短所

  • ワークに打痕疵や噛み込み疵が発生することがある。
  • 投射時間が十分でないと、研掃ムラが発生することがある。
テーブル式
テーブル式

テーブルの上にワークを乗せて、テーブルが回転し、研掃する。

長所

  • 大物品や重量品のショットに最適。
  • ワークに打痕疵や噛み込み疵がつかない。

短所

  • ワークの反転作業が必要になる場合がある。
  • 製品形状によっては、投射材のムダ打ちが発生しやすい。
ローラーコンベア式
ローラーコンベア式

ローラーコンベアー上にワークを乗せ、低速で移動させながら研掃する。

長所

  • 長尺物、鋼板等のショットに最適。
  • ワークに打痕疵や噛み込み疵がつかない。

短所

  • 設備が大型になりやすい。
  • 小・中物品の場合、専用台が必要となる。

ショットブラストについての問い合わせ窓口

  • ショットブラスト加工の製作請負
  • ショットブラスト工程の作業請負
  • ショットブラスト機器の
    保全作業・消耗品販売
創業60余年ショットブラストの専門会社
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